人工芝のジョイントマットって何?普通に人工芝とは違うの?
「人工芝」といっても色々ありますが、手軽に取り入れてみたいと思っているのであれば、「ジョイントマットタイプ」がオススメです。
とはいえ、人工芝に興味は多少あっても詳しく調べたわけではない…という方からすれば「ジョイントマットタイプ?それって人工芝なの?なんかそれだといいことあるの?」と、疑問が沢山浮かぶのではないでしょうか。
そこで今回は、人工芝の「ジョイントマットタイプ」について、そのメリットやデメリット、どのような方にオススメなのか…を詳しく解説していきたいと思います。
そもそも「ジョイントマット」ってどのようなものを言うの?
「ジョイントマット」タイプは人工芝でも多いタイプのひとつですが、そもそもどのような形態のものを言うのか、イマイチわからない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ジョイントマットの「ジョイント」とは、日本語に訳すと「継ぎ目」などの意味を持ちます。
簡単に言えば、自分で自由に継ぎ足しして使えるマット…という感じでしょうか。
特に赤ちゃん用品としてジョイントマットは多く販売されており、やわらかな素材からコルク素材、フローリングのように板張りのもの、冬用にファーになっているものなど沢山の種類のジョイントマットがインテリアショップなどで販売されています。
当然その中には人工芝のジョイントマットもある…というわけですね。
人工芝にはジョイントマットタイプ以外にも「ロールタイプ」などもある
人工芝はジョイントマットタイプだけでなく、カーペットのような「ロールタイプ」もあります。
どちらかいいか…というわけではなく、自身の用途や好みなどに合わせて適切な商品を選ぶのが正解、と言えます。
人工芝のジョイントマットタイプには、もちろんマットタイプにはない特徴・メリットがあるんですよ。
メリット1:自分の好きな形に敷きやすい
ジョイントマットタイプの人工芝は、正方形の形で売られています。
そのため、それを好きなようにつなげれば、簡単に部屋の中やベランダなど、好きな形に敷くことが可能です。
ジョイントマットの中にはハサミで切ることができる素材のものもありますが、人工芝のジョイントマットの場合は少々難しいことが多いです。
円形にしたい、室内でカーペットのように使いたい…ということであれば、ジョイントタイプよりもロールタイプの方が適しているかと思います。
正方形を組み合わせることでできる形であれば、問題なく出来ますので、例えばベランダに人工芝を敷きたい、というときなんかにジョイントタイプは非常に便利だと言えますね。
メリット2:水はけがいいタイプが多い
人工芝のジョイントマットタイプの場合、人工芝の下部分にゴムやプラスチックなどで作られた土台(ホームセンターで売られている緑色のユニットターフのようなイメージをしていただければと思います)がつけられています。
そのため水はけがよくなっており、屋外で使う場合は雨が降ってもそこに水が留まりにくく、カビの発生や虫がわくのを防ぐことが出来ます。
もちろん屋内で使用するとしても、ジュースなど飲み物をこぼしてしまった際に人工芝の中に水分が留まりにくく、カビの発生を防ぎやすくなります。
特にベランダなどの屋外に敷く場合は水はけのよさは非常に重要です。ロールタイプはカーペットのように敷きますし、ジョイントタイプのように土台がないためどちらかと言えば水はけが悪いんですね。
メリット3:複数の種類をつなげることも簡単にできる
ジョイントマットタイプの人工芝とひとくちに言っても、様々な種類があります。
というのも人工芝はそれぞれのメーカーで色合いや葉っぱ(ターフ)の長さも違っており、中には「いかにも人工です!」といった、ピンクやイエロー、ブルーといったカラフルな人工芝もあります。
ジョイントマットタイプはその大きささえ合っていれば、好きな色や商品を組み合わせることも十分に可能です。
「自然な芝にしたい」と思う方は同じメーカーの同じものをつなぎ合わせることで自然な芝の雰囲気を出すことも出来ますが、あえて様々なカラーを組み合わせることによって、モダンな雰囲気を簡単に作ることも可能です。
芝=緑というイメージは当然のようにわたしたちが持っているイメージですが、そこをあえてカラーものにする、といった遊びも簡単にできるのがジョイントタイプの人工芝の大きな魅力のひとつ、と言ってもいいのではないでしょうか。
メリット4:お手入れがとっても簡単
いくら天然芝に比べてその必要回数は少ないとはいえ、人工芝もお手入れをする必要があります。
とはいえ、基本はホウキなどではいたり、水で流す程度のことなのでそう大変なものではありません。
さらに、ジョイントマットタイプの場合はお手入れが簡単です。
なぜなら、「ここはもう傷んでしまったな…」という部分のマットだけ取り替えてしまうことが簡単にできるからです。
ロールタイプであれば、そこだけカットしてまた…となると結構な手間になりますし、施工してもらった場合など、自分ではなかなか手を出しづらいということもありますが、ジョイントマットタイプであれば新しいのを買い、付け替えるだけでOKです。
デメリット1:つなぎ目がはっきりわかることがある
残念ながらジョイントマットタイプの場合…もちろんロールタイプにもありますが、やはりメリットもあればデメリットもあります。
ジョイントマットタイプのデメリットの1つは、「つなぎ目がはっきりとわかる(ことががある)」です。
質のいいものであればつなぎ目が分かりづらい商品もありますが、そもそもつなぎ目がない、あるいは少ないロールタイプに比べるとどうしてもつなぎ目が目立ちやすいのがジョイントマットタイプです。
とはいえ、つなぎ目が見えてしまうことを逆手に取り、わざと違う材質やカラーを並べるといった使い方も出来ますので、人によってはこのポイントがデメリットと感じないこともあるでしょう。
デメリット2:火気厳禁なのでベランダに敷いた場合など危ないことも
2つ目のデメリットは「火気厳禁」です。
これはジョイントマットタイプに限らず人工芝全般に言えることではあるのですが、人工芝は火や熱に弱いため、例えばベランダに敷いたはいいものの、そこで頻繁にタバコを吸う…などはできるだけ避けたほうがいいと考えられます。
デメリット3:ロールタイプに比べて価格が高めなこともある
こちらも商品による部分が大きいので一概に言えるものではありませんが、同程度の品質の場合、ロールタイプに比べるとジョイントマットタイプの方は価格が高くなる可能性があります。
これはやはり水はけのための機能(土台)である、ジョイントのための機能があるなどの理由からですが、家の庭など広い面積を人工芝にしたい!という場合、ジョイントマットタイプとロールタイプでは、ロールタイプの方が安上がりになることもあります。
とはいえ施工は自分でする・しないなど他の要因でも変わってくるため、やっぱり一概に言えることではありませんが…。
お手入れ簡単で気軽に敷けるのがジョイントマットタイプの魅力!
今回はジョイントマットタイプの人工芝について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ジョイントマットタイプは色々とメリットがありますが、最大のメリットは「気軽に試すことができること」かな?と思います。
1つ買ってみて、いい感じだったら追加する、ダメだったらそこの角にだけ置いておく…(笑)など、ロールタイプに比べると気軽に試しやすいというのは大きな魅力ではないでしょうか。
また、導入後もお手入れのしやすさ、いたんだところだけを取り替えるのが簡単など、「人工芝には興味があるけどお手入れが大変なのは面倒!」という方にもオススメできます。
まずはこちらで試してみて、よかったら次はロールタイプにしてみる…なんてやり方も出来ますし、「人工芝に興味があるけど迷っている」という方は、ジョイントマットタイプから試してみてはどうでしょうか?
コメントをする