人工芝に虫が湧いたりしないか心配な方へ知ってほしいこと
人工芝にしてみたい、興味がある、憧れがある…などなど、人工芝に興味があっても、なかなか敷くまでは踏み切れない、という方は多いかと思います。
その理由はやはり色々な疑問が解消されない、自分のところはどうなるかわからない…という不安からではないでしょうか。
そしてその不安・疑問のひとつとして多いのが「虫対策」です。
虫が好きであればまだしも、虫が苦手な方ですと、人工芝にすることでもし虫が増えてしまったら…と思うと人工芝にするのは不安でしかないですよね。
そこで今回は、そんな不安を解消するためにも「人工芝を敷くことで庭に虫が増えてしまうのか、それとも減るのか?」という疑問にお答えしたいと思います。
人工芝にすることで虫は減るの?それとも増えるの?
今回は、一番に気になる部分からお答えしましょう!
人工芝に変えることで、虫の発生は減るのか?増えるのか?という疑問ですが…その答えは「減ります」!
完全にいなくなる…というわけではありませんが、その数は大きく減ります。
実際に人工芝をしくまではよく虫を見ていたというご家庭でも、人工芝に変えることで虫をみることはほとんどなくなった…という感想をブログなどに綴っている方もいらっしゃるほどです。
小さい虫をみることはあれど、以前よりその頻度は減った、特定の季節では見かけることはなかったなど様々ですが、人工芝にすることで虫の発生が激増したという話は聞きません。
人工芝にすれば虫が減る理由って?
人工芝にすることでどうして虫が減るのか?その理由は
・雑草が少なくなる
・通気がよくなる
・光が少なくなる
という3つが大きいです。それぞれさらに、細かく説明していきますね。
虫が少なくなる理由その1:雑草が少なくなる
人工芝を敷く際は、下から雑草が生えてこないように土地をしっかりと整えてあげる必要があります。
そのため、敷く前に雑草はしっかりと抜き、また防草シートという雑草が生えてこないようにするためのシートを人工芝の下に敷くことも多いです。
雑草や枯れ葉などは虫が生きていくためのエサになりますが、エサがないところでは当然虫は生活することが出来ません。
なので、人工芝を敷いて最初の方にはまだ虫がいたとしても、だんだんとその数は減っていく…というわけです。
逆に言えば、特別雑草を抜いたりせずそのまま人工芝を置いただけ…という場合は虫が減らない可能性もあります。
虫が少なくなる理由その2:通気がよくなる
2つ目の理由は「通気」です。
虫は種類にもよりますが、土にいるような虫は通気がよいところよりもやはりジメジメした湿気がある場所を好む傾向にあることが多いです。
しかしこちらも人工芝を敷く際に土地を整えていれば、人工芝を敷いたとしても通気がいいため虫の減少に一役買ってくれる、というわけです。
土地を整える際に、水はけがいい砂・土を使えば人工芝も長持ちしますし、虫の発生を抑える効果もありますよ。
虫が少なくなる理由その3:光が少なくなる
虫が少なくなる3つ目の理由は「光」です。
少々スケールが大きい話ではありますが、生きていくのに太陽の光が不要な生物というのは、そう多くありません。
もちろん庭に住んでいる虫も日陰の方が好きなどの好みはありつつも、光が少ないところでは長く生きていられないことが多いんです。
さらに1つ目の理由である「エサがない」「通気がいい」という条件と相まって、虫たちが「ここで暮らしていくのは大変」という環境になるため、だんだんとその数を減らしていくという流れになります。
最初から虫がいない環境であれば、人工芝を敷いても虫は発生しづらい
また、マンションのベランダなど地面がコンクリートになっており「そもそも虫が発生していない、ほとんど発生しない」状況の場合、人工芝を敷くことで虫の数が激減する…という効果は得られづらいです(そもそも少ないため)。
とはいえ、人工芝を敷くことで新たに虫がきてしまう…ということはありませんので、安心して人工芝を敷いて問題ないでしょう。
人工芝にしても虫が出る可能性がある?その原因は
ただ、人工芝にしても「100%虫がいなくなる」というわけではありません。
「人工芝を敷いたのに、ダンゴムシが出た!」なんてこともありますが、その原因は人工芝ではなく、別のところにあります。
それは「鉢植え・プランター」です。
人工芝の上に鉢植え、あるいはプランターを置いて植物を育てている…という場合、その鉢植えの中や、鉢植えから漏れ出た土に虫が住み着いてしまう…という可能性は十分にあります。
鉢植えは水分もあり、栄養もあり、さらに光もある…と虫にとっては住みやすい場所です。
そのため、「人工芝にして虫は少なくなったけれど、その上で鉢植えの花を育てていたら、鉢植えを移動させたときに下に虫がいた!!」というケースは十分にありえます。
このケースは原因は人工芝ではなく鉢植えですので、そちらで虫対策をする必要があります。
虫が嫌うハーブを一緒に植えたり、自然に優しい防虫剤を使用するなど、園芸用品としても防虫剤・殺虫剤は多く販売されていますので、そちらを上手く利用することで鉢周りの虫対策をすることができるかと思います。
人工芝は大丈夫でも、防草シートの場合はどうなの?
「人工芝は大丈夫でも、防草シートの下に虫が湧いてしまうことはあるんじゃないの?」と疑問に思われる方もいると思います。
確かにその可能性はゼロではありません。
いくら防草シートを敷いたからといって、その土地にまだ枯れ葉が残っているなど「エサ」があれば虫が減らない可能性は十分にあります。
「もともと虫が出やすい環境だった」という場合、虫が住みやすい土地(土)である可能性が高いので、防草シートを敷く前にまずは殺虫剤をまき、ある程度駆除してから防草シートを敷く、という選択肢を取ってもいいでしょう。
人工芝の下に防虫効果があるものは敷けないの?
中には「人工芝の下に、防虫効果があるシートを敷けば、虫問題は解決するんじゃないの?」と思われた方もいるかもしれません。
しかし残念ながら「防虫シート」というものはなく、「除草シート」に防虫加工をするのも難しいのだそうです。
その理由は「効果が長続きしないこと」だそうで、防草シートは一度敷いたら数年は取り替えるものではありませんから、防虫効果が仮にあったとしても1ヶ月や2ヶ月程度ですと、耐久年数に比べると短すぎてあまり意味がない…ということなのでしょうね。
人工芝で虫の発生が増えることはない!土地や土をチェックして
人工芝を敷くことによって、虫が増えてしまうことはない、ということはおわかりいただけたのではないでしょうか。
むしろ人工芝を敷くことで虫が住みにくい環境になるため、数が減るというメリットが得られるといっても過言ではありません。
とはいえ、土地・土の状態によっては人工芝を敷いたからといっても虫が減らない可能性もあります。
人工芝は自分で敷くことも可能ですが、「庭の土地がどうなっているか心配」「やるならしっかりと後悔のないようにしたい」と思うのであれば、業者に相談しつつ施工を依頼する方が安心かと思います。
また、人工芝の上に鉢植えなどを乗せる場合、鉢植えから虫が出てくる場合もありますので、防虫対策もあわせて行うことをオススメします。
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