犬にも優しい人工芝!食べてしまう心配は無い?毛の掃除は?
家の庭や屋上をドッグランにして、愛犬を遊ばせてあげたい…そう考えている方は多いかと思います。
しかしそこで悩むのが「愛犬用の庭やドッグランの素材」。
天然芝やウッドチップ、砂利、そして人工芝が候補になるかと思いますが、最近では人工芝にする方が増えてきています。
人工芝は様々な魅力があり、ドッグランにも適している素材だと言えますが、飼い主の方の中には「もしかして葉っぱを食べてしまった場合、どうしたらいいんだろう」と心配なため、なかなか踏み出せないかもしれません。
そこで今回は、人工芝を使った場合、愛犬が葉っぱを食べてしまうことはないのか、そして人工芝にするメリットについてご紹介していきたいと思います。
人工芝にした場合、犬が食べてしまうことはない?
天然芝と人工芝で迷っている方においては、「うちの犬が葉っぱを食べてしまうことはないんだろうか」という点が心配の方も多いでしょう。
天然芝であれば食べてしまってもまだいいとしても、人工芝の場合は人工物ですから体に悪いのでは?と考えてしまうのは当然のことかと思います。
「人工芝は100%ワンちゃんが食べることはない」と断言することは出来ませんが、人工芝を食べて困っているという話はあまり聞きません。
もともと草を食べるクセがある子であれば食べてしまう可能性もありますが、基本人工芝だから食べてしまう、ということはなさそうです。
仮に天然芝だとしても、殺虫剤などがつくと危険
とはいえ人工芝を食べてしまったら心配だからと、天然芝にしたといって、人工芝よりも安全といえるわけでもありません。
犬にとって有毒な植物が生えてしまう可能性がないとも言えませんし、虫の除去のために殺虫剤をまいた場合、そこでワンちゃんが遊んで草を食べてしまう可能性もあります。
殺虫剤は人間にとっても有毒ですから、ワンちゃんにとってはもっと毒が強いものです。
人工芝だから危険、天然芝だから安全とバッサリ割り切れる問題ではないということがおわかりいただけますでしょうか。
メリットやデメリットを知って選ぶことが大事
葉っぱを食べてしまうというだけではなく、庭・ドッグランを作る際には素材にかかわらずメリットとデメリットがあります。
それらを知った上でどの素材にするかを決めるのが大事だと言えるでしょう。
ただ、人工芝はデメリットよりもメリットが大きいため、次からいくつかのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
人工芝にするメリット1:管理がしやすい
人工芝の大きなメリットは管理がしやすいことです。
天然芝ですと雑草を抜いたり、ワンちゃんが地面を掘ってしまった場合埋めるなどの細かい管理が必要になりますが、人工芝であればそれらの心配はいりません。
また、芝の長さを揃えないといけないということもなく、芝が寝てしまった時はデッキブラシで立ててあげればいいだけなので、お手入れも簡単です。
人工芝にするメリット2:ワンちゃんの足の保護になる
人工芝はクッション性が高いため、庭やドッグランで遊ぶワンちゃんの足や関節、そして腰にかかる負担を軽減出来ます。
パイル(葉っぱのことです)が長ければ長いほどふかふかになり、よりクッション性が高くなります。
長さは好みのものを選んでいただいて問題ありませんが、パイルの長さが35mm~45mmのものを選ぶことをおすすめします。
また、ドッグラン専用の人工芝も販売されていますので、そちらの商品を検討してみてもいいかもしれませんね。
人工芝にするメリット3:汚れや虫がつきづらく清潔
土や天然芝の場合、遊んでいるとどうしても土埃が舞い上がったり、土や泥が体についてしまうこともあるでしょう。
人工芝の場合はそれらがさほど気になりませんので、体を拭いてあげる前にお家の中に入ってしまっても、家の中が汚れて困るという心配は少なくなります。
仮に雨が降ったとしても、そもそも土などが人工芝の上にはないため、汚れることが少ないんですね。
また、抗菌加工が施されている人工芝もあり、梅雨など虫が発生しやすい時期であっても虫が出ることはほとんどありません(環境によっては虫が出てしまうこともあります)。
いつでも清潔にお庭で遊べるというのは大きなメリットではないでしょうか。
人工芝にするメリット4:掃除も簡単に出来る
人工芝は管理の必要こそほとんどありませんが、お手入れはしてあげる必要があります。
…となると掃除ですが、掃除についても特別なことをする必要は全くありません。
竹ほうきでささっとはくだけでも大きなゴミであれば十分に取れますし、細かいゴミが気になるようでしたら掃除機で軽く吸うだけで問題ありませんよ。
また、人工芝には水を通すための穴がきちんと空いていますので、もし掃除機では取れないような汚れがあった場合、ホースなどで水洗いすることも可能です。
人工芝にするメリット5:どんな季節でも芝を楽しむことが出来る
人工芝にした場合、天然芝のように「枯れる」ことはないため、冬でも芝生を楽しむことが出来ます。
冬だと寒くて外に出ないというワンちゃんもいるかもしれませんが、いつでも外で遊べる環境が近くにある、というのは飼い主にとっても嬉しいものですよね。
人工芝のデメリット:熱に弱いので夏は熱くなる可能性あり
人工芝のデメリットにも触れておきましょう。
人工芝はプラスチック素材で出来ていますので、どうしても熱を溜め込みやすい製品となっています。
そのため、夏の暑い日差しを受けた人工芝は熱を持ってしまい、熱くなってしまうことがあります。
日陰であれば問題ありませんが、日光が強く当たる場所ですと、ワンちゃんが遊びづらいかもしれません。
人工芝のデメリット2:初期費用が高い
人工芝の2つ目のデメリットは、初期費用が高いことです。
同じ面積であっても天然芝に比べて価格が高いため、広さにもよりますが数十万円ほどかかってしまいます。
さらに、業者に施工してもらう場合は施工代が別途かかります(中には人工芝の価格+施工価格の合算を価格として提示している業者もあります)。
とはいえきちんとした品質の人工芝を購入した場合大体10年は持ちますので、2年~3年目あたりから天然芝とコストが逆転し、最終的には人工芝の方がコストパフォーマンスがよくなります。
人工芝のデメリット3:DIYだと失敗する恐れあり
人工芝はDIYで設置することも十分に可能なのですが、ドックラン目的の場合、面積が広いことが考えられます。その場合、広面積の土地を平らにする、雑草の処理をきちんとしておかなければならないなど、人工芝の設置が大変に感じられる可能性があります。
また、設置の際に人工芝のつなぎ目に隙間ができてしまうなどの不良があった場合、そこに足を取られて転んでしまう等の恐れがあります。
心配な場合は施工業者に頼めばこのデメリットは解消されますが、DIY向きではないことがデメリットといえるかもしれません。
安全性も問題ないことが多い人工芝!ドッグランにも
人工芝はクッション性も高く、清潔なのでワンちゃんが遊ぶ場所としては非常に向いていると言えます。
葉っぱを食べてしまう可能性もゼロではありませんが、そのようなクセがない子であれば問題ないかと思いますし、念の為遊ぶ時は見ておいてあげるなどすれば食べて飲み込んでしまうことは防ぎやすいのではないかと思います。
いつもふかふかの芝で遊べるというのはワンちゃんにとっても嬉しいことかと思いますので、庭や屋上にドッグランを作ってみたいという方は検討してみてはいかがでしょうか。
見積もりが出来るところが多いので大体の予算もわかりますし、人工芝はお手入れなどの管理もしやすいのでおすすめですよ。
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