無機質なコンクリートを緑に変える人工芝のお手軽設置術！

コンクリートという素材は、今日の私たちの文字通り生活の土台となっている存在ですね。家の土台もそうですが、駐車場から道までをしっかりと形作り、この素材が無かったら今でも私たちは家の耐久性に怯えていたかもしれませんね。偉大な発明に頭が下がります。

なので、憧れの新築一戸建てを手に入れた時は、庭いじりなどをしていない事もあり、このコンクリートが良く使われているという事が一目で分かるでしょう。庭の面積が小さいと、特にこのコンクリート部分というのは顕著に目立つかもしれません。

コンクリートで頑丈なら頼もしい…と思うかもしれませんが、そのままでは欠点があります。それはやはり、無機質であるという事でしょう。人が住む家において無機質なままというのは、そこに住まう人たちの精神面に良くない影響がありますよね。

でも、殺風景だからと庭にたくさん緑を設置して…とはなかなかいきません。コンクリートの面積が広いとそれだけ土が少ないという事で、例えば芝といった自然を演出する区画を作る事ができません。コンクリートの上に根を張るなんてできませんね。

 

また、コンクリートがむき出しのままだと、子供が遊んだりする時に危険です。小さな子供からすると手狭な庭でも広く遊び場として機能しますが、コンクリートの上でこけようものなら、怪我の重傷化もあり得ます。一戸建てに住むなら子持ちも多いので深刻な問題です。

コンクリートの面積が多いなら少ない土の面積だけでもせめて…と安全で綺麗な庭作りを制限されそうですが、そこで人工芝の出番です。人工芝と言うと天然芝と違い人工物なのですが、あまりのリアルさに天然の芝と同じ運用しか出来ないと思っていませんか？

天然芝は植物なので土が必要ですが、人工芝というのは、葉の部分は芝糸と呼ばれる素材で、根は無く専用の布で出来ています。天然芝は植えるという行為が必要になるわけですが、人工芝はそもそも植えるという概念がありません。設置する、と言うべきでしょう。
つまりは置くだけでそこが芝生に変わりますから、当然コンクリートの上にも置く事ができるというわけです。コンクリートの面積が広くて十分に使い切れない場合、その使わない部分に設置すれば、あっという間に無機質な景色に自然が生まれます。

 

 
人工芝は天然芝と違い水やりや肥料の使用、さらには伸びる事が無いので芝刈りも必要ありません。メンテナンスフリーにて使う事ができますので、維持もとても楽ですね。一応汚れた場合は掃除機や水を流しての清掃もできますから、必要に応じて清潔にもできます。

そして人工芝というのはサッカースタジアムにも採用されている事から分かるように、衝撃吸収能力も備えています。
コンクリートそのままの上でこけると骨折すらあり得ますが、人工芝を敷いておくと、そのダメージを大きく軽減できます。小さなお子様が居ても安心ですね。

 
補足として、人工芝にも長さが違う物があり、基本的には長めの芝の方が衝撃を和らげます。コンクリートの上に設置する場合、より長い物を採用する事で、安全面にも気遣う事ができますから、購入される時の参考にしてみて下さい。

主に怪我対策を中心にお話ししてきましたが、もちろんガーデニングにも役立ちます。コンクリートばかりの場所にプランターを設置しても何だか浮いてしまうものですが、コンクリートに人工芝を敷いてその上に置けば、より違和感無く他の植物も楽しめるでしょう。

子供が遊んでも耐久性が強い物が多いので長く付き合っていけますし、掃除も簡単、当然ガーデニングやインテリアにも採用可能。人工芝はコンクリートをより人に優しく、そしてより美しく変えてくれる便利アイテムなのですね。