人工芝は猫よけ対策になるの?糞尿被害にお困りの方へ
ある日ふと気づくと、庭に何かあることに気づく…まさか!
といった感じで、知らないうちにどこからか猫が来て、フンをしていくなんてことは正直珍しくありません。
庭を囲って一切の侵入者を防ぐ!なんてことは到底無理ですし、どのような対策を取れば猫が寄り付かなくなるか、様々な対策を練る中「人工芝」に辿りつく方も多いのでは。
人工芝は有効なの?有効ならどのような人工芝を選ぶべき?など、今回は猫対策としての人工芝について考えてみたいと思います。
猫は人工芝を嫌う?そうでもない?
「庭に猫が居着いてしまったのでわざと(庭に)草を生やしたら、さらにそこに居着くようになった」という話もありますが、人工芝の場合はどうなのでしょうか。
実際のところ、猫が人工芝を嫌う…というデータはありません。
ただ、猫は環境が変わると来なくなる…という説があります。
今までと違う環境を作るという面でいえば、人工芝にすることで環境が変わり、猫が寄り付かなくなったとすれば、有効というべきなのでしょうか。
固くてチクチクする人工芝は効果がある可能性が高い!
ちまたで販売されている猫除けグッズを思い出してください。
100円ショップやホームセンターで販売しているような、トゲトゲがついたマットを見たことがあると思います。
それと同様の効果が得られると考えているのが、よくプールサイドでみかけたことのある、踏むと痛いあの人工芝。
素足で踏んだあの痛さを知っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
まさかこの上に寝転んだり…なんてことは考えられないはずです。
実は、このような固い人工芝が猫除け対策には向いている、と言われています。
例えばいつも通るであろう部分にこの人工芝を置いておけば、必ずそこを踏まなければなりません。
となると、おそらくチクチクした部分を踏まなければならないこととなりますから、敏感な肉球を持つ猫にとっては非常に不快ですよね。
人間であれ、不快な場所に行きたいと思うことはありません。
なので、猫も同様に固くてチクチクする人工芝を敷くことで「ここは不快な場所になった」と判断し、来なくなる可能性があるというわけです。
ふかふかの人工芝だと効果が低い可能性アリ!
最初に、環境の変化によって猫が寄り付かなくなる可能性があると記述しましたが、
逆に、最近お庭に敷かれているようなリアルタイプの人工芝は、寝転がってもチクチクせず、とても快適に過ごせると人気です。
人間にとって居心地がいいということは、猫にとっても快適な可能性が高いとも言えますよね。
絶対に効果がないとは言いませんが、品質がいい、まるで本物のような人工芝を猫対策として使うというのは、むしろ快適な場所を作ってあげてしまっている可能性の方が高いです。
結果として、「本格的な猫除け対策」という目的で人工芝を敷くのは、やめておいたほうが得策です。
もちろん効果がないとは断言しませんが、お庭を人工芝にするためには、それなりの費用を要します。
そのため、単純にお庭をキレイにしたい、雑草対策したいという目的から人工芝を敷き、環境を変化させることで「ついでに猫除け対策」・・・というスタンスであれば後悔も少ないかもしれません。
その場合は、後述します人工芝以外の野良猫対策を併用したほうがいいのではないでしょうか。
一定期間のあと、また来る可能性も考えておく
環境の変化が功を奏して、人工芝に変えてからしばらくは来なかったものの、また来るようになったというケースはあります。
2週間ほど見なかったけれどまた来た、1ヶ月ほどは効果があったけれど…など、また来るようになるまでの期間も様々です。これは猫の個体差などにもよるものでしょう。
なぜまた来るようになってしまったか、その理由として考えられるのは「慣れ」です。
最初は環境の変化に戸惑い、不信感を抱いていた猫も、だんだんそれに慣れてくると「意外と問題がないかもしれない」と感じます。
人間の筋トレなんかもそうですが、最初は腕立て伏せ20回もしんどい…と思っていても、毎日続けていればその20回がラクに感じるようになり、少しずつ回数を増やせるようになった、なんてことはよくありますよね。
同様に、最初は嫌がって避けていても、だんだんと慣れてきてまたやってくるようになってしまうこともあるようです。
人工芝の上でフンをされた場合、どう掃除すればいい?
もし人工芝を敷いた後に、糞尿被害が再発してしまった場合は、適切な方法で掃除をしましょう。
掃除をしなければそこからかびてしまったり、臭いの原因になってしまいます。
固形物になっている場合、それは取り除いて捨て、人工芝自体はホースの水で流すなどの水洗いをするのがオススメです。
もっとしっかり掃除したい場合は、中性洗剤を使用するとよりしっかりと掃除ができます。
お家に高圧洗浄機があるのなら、そちらを使うのも有効ですよ。
感染症などの恐れもあるので、フンを見つけたら早めに処理することをおすすめします。
他の猫除け対策と併用して人工芝を使うのもオススメ
何も猫除け対策は人工芝だけではありません。
猫が嫌がる特定の周波数の超音波をだす機械を設置する、香水など香りがあるものを庭にまく、猫が嫌がる「忌避剤」を使用する、他にも猫が嫌いな香りのハーブを庭で育てる、猫除けマットを使う、入り込みやすい場所に網を張るなど、「猫除け」で検索すると本当に様々な方法がでてきます。
その中から、「これ、いいかも!」と思ったものをあわせて使ってみてはいかがでしょうか。
結論!猫の個体差で成果は変わるものの、人工芝もひとつの手段
猫の性格などの個体差で「家に来ないように出来るか」という成果は変わってしまう可能性が高いものの、通り道に人工芝を敷くことや環境の変化で来なくなったという声も多いです。
特に、固いタイプのものであれば手に入れやすく安価なので、「とりあえず」で試してみやすいのではないでしょうか。
人工芝だけでなく、他の猫除け対策方法を併用すればさらに効果が出るかもしれません。いずれの方法を利用するにしろ、まずは「試しやすい」ものから始めるのがおすすめです。
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