上を見上げるときれいな青空が広がっています。
果てしなく続く青空を見ていると、
日々抱えている悩みはとても小さなものだということに気付かされます。
あんなことやっちゃったなとか、
これからどうしようとか・・・
もちろんそれぞれに対応しなくてはならない課題はあるのですが、
それはそれです。
広い青空を見ているとくよくよしている気持ちが
スッと消えていくのが感じられるのです。
下を見れば花々が咲いていて、
雑草が「ところせまし」と生い茂っています。
雑草と名付けているのですが、植物は植物です。
植物の基本を抑えることで成長させることもできますし、
それこそ枯らせることだってできるのです。
わたしたちが雑草と名付けている植物たちですが、
意図しないところで勝手に生えてくる草のことを言います。
一面のパンジーの隙間から生えてくるナズナは雑草です。
いくらナズナの花が白くて可憐だとしても。
一面の日本芝の隙間から生えてくるハルジオンも雑草です。
ハルジオンの花が愛おしく見えても雑草になります。
意図して芝生のじゅうたんを作っている場所なので、
それ以外のものは雑草です。
雑草と呼んでいますが、植物ですので必ず「生長点」があります。
生長点ですが、小学校の理科の授業で学んでいます。
これを実生活に応用していくわけです。
植物のことを学んで何の役に立つのか?と思っていた方!!
ここで役に立ちます!!生長点とは植物の成長を支える重要な部分です。
植物の茎や根の先端にある組織で、新しい細胞を作り出します。
ここで細胞分裂をしてどんどん新しい細胞を作っていきます。
こうすることで茎はさらに上に伸びることができますし、
根はさらに下に伸びることができます。
茎がさらに上に伸びると太陽までの距離が近くなりますので
より多くの光を手に入れることができます。
根がさらに深く伸びると、
茎や葉といった地上部が大きくなってもしっかりと支えることができます。
そして土からの栄養分をより多くより効率的に吸収することができます。
それによりさらに大きくすることができます。
生長点のある場所は決まっていますので、
そこを切り取ってしまえば新しい細胞を作り出すことはできません。
それにより新しい細胞を作り出すことができなくなり、
古い細胞の寿命がきても補充することができません。
古い細胞が力尽きてしまえばそれでその植物自体が力尽きて枯れてしまうのです。
新しい細胞を作り出すことができなければ、
茎を伸ばすことができないので、
効率よく光を集めることができず、
光合成が思うようにできなくなります。
光合成ができなくなれば栄養分が作られないので枯れてしまいます。
不要だと思う植物の生長点を切り落としてしまえば、
その植物は枯れていくのです。
また必要だと思う植物の生長点は残すようにしていくと、
その植物は成長していきます。
根の先端にある生長点ごと掘り起こしてしまえば草は生えません。
30cmほど掘るとほとんどの草を生長点ごと取り除くことができます。
こうすることで雑草を一掃することができます。
人工芝を敷く過程で土を掘り起こすのはこのためです。
「人工芝を敷くことで雑草対策になる」といわれるのは
生長点ごと雑草を一掃してから敷くからなのです。
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