落ち葉のじゅうたんが広がります

外を見るとたくさんの落ち葉が広がっています。
これも日本の四季の移ろいを感じる風景です。
落ち葉が広がって風情ですね~と眺めているだけでは
今この現実を生きていることにはなりません。
現実問題として落ち葉の放置にはリスクがあります。
1 衛生面の問題:湿った落ち葉はカビの繁殖に適した環境となります。
ナメクジやゴキブリといった生き物が集まりやすくなります。
腐敗すると悪臭の原因となります。
2 安全面のリスク:雨で濡れた落ち葉は非常に滑りやすくなり、
転倒事故を引き起こします。
本当に滑って危ないのです。
人間だけではありません。車だって滑ってしまいます。
車が滑ってしまうと衝突事故や交通事故の原因となります。
乾いた落ち葉においては火事の火種になります。
そこに火のついたタバコを投げ入れたらどうでしょう?
たちまち火が立ち上っていきます。
3 景観・ご近所トラブル:掃除が行き届いていない印象を与え、
景観を損ないます。
掃除が行き届いていない印象があるとそこは空き巣のターゲットになってしまいます。
空き巣は家の人がいてしっかり管理されているという状況を極端に嫌うからです。
また、風で舞い上がった落ち葉が隣家に入り込むことがあります。
通行人へ落ち葉が降りかかることだってあります。
こうしたことから、「人間が生活している場所において」
落ち葉は拾わなくてはなりません。
人工芝を敷いている家庭において最もやらなくてはならない作業が
この落ち葉拾いといっていいでしょう。
人工芝は生き物ではないので、落ち葉が降り積もっても生分解することはできないからです。
葉は土に還らないのです。
それでは、人工芝の葉を傷めずに落ち葉を拾うにはどうしたらいいでしょうか?

一般的にはほうきを使って集めます。
少量の場合はそれで充分です。
落ち葉の量が多いとほうきではどうにもならなくなってくるので、
道具を替えた方がいいでしょう。
「ブロワー」という機械を使います。
風の力を使って落ち葉を移動させ集めていきます。
風の力を使うので、直接人工芝の葉に触れることはしませんから、
葉を傷めることはありません。
家庭用の小型のものでも1万円せずに買うことができます。
ブロワーを使うと腰をかがめる機会が減るので、
誰でも簡単に大量に落ち葉を集めることができてしまいます。

集めた落ち葉はゴミ袋へ入れます。
一昔前ならば、落ち葉に火をつけて焼き芋を食べていました。
落ち葉を燃やして作った熱を利用して加熱した焼き芋はやはりおいしかったように思います。
現在はそれができないので落ち葉は機械的にゴミ袋へ直行させます。
落ち葉拾いで大事なポイントが「乾いている」時にやることです。
どんな道具を使うにしてもここの大前提を抑えておく必要があります。
雨で濡れた落ち葉はブロワーの風ごときでは舞い上がってくれません。
水を含むと、とてつもなく重たくなるので、
人力を使うようなときは腰の負担が出てきてしまいます。
乾いている時に集中して落ち葉を拾うというのが何よりも大切なことなのです。

























