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草を科学する

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2021年05月24日

 

今朝散歩をしていると、庭先で腰を曲げて草むしりをしているのを見ました。

昔ながらの一軒家で、高齢の女性が草むしりをやっていました。

逆Uの字で作業をしているので、絵にかいたような腰に悪い姿勢でした。

一昔前は毎日こうした作業をするのが当たり前のことだったのだと思います。

 

現在の集合住宅生活においてこうした「朝の儀式」は廃れていっていることと思います。

その一方で管理人さんたちが住人の代わりにこうした草むしりをやってくれています。

よくよく観察をすると1階のゴミ捨て場にきちんと雑草が生えていました。

コンクリート舗装をしてあってもちょっとした隙間があればそこに生息をしてしまいます。

今回発見したのはオニタビラコの仲間のようです。キク科の多年生草本。

 

中学生の理科の授業を思い出してみてください。

植物の分類で樹皮のないものを草本といい、1年で枯れるものを一年生草本、複数年生き残るものを多年生草本といいます。

多年生草本は地上部が枯れても根は生き残っていてそこからまた成長を始めることができます。

草むしりにおいて地上部だけを取り除いても根が残っていれば取り除いたことにならないわけです。

そこが多年生草本の難しいところです。

 

植物ですから、「光合成」をしなければ生きることはできません。少しでも光が届けば植物は生きてしまうということです。

コンクリート塗装によって光を遮っていればそこには植物は生えないのですが、少しの割れ目があって光が届いてしまうとそこには植物が生き長らえてしまうのです。

 

もし、草を根から「完全に」取り除き、その上に光を遮るもので「完全に」覆うとしたら?どうなるでしょうか?草のない世界がくるということです。

それを現実的にやる方法が人工芝を敷き詰めるということです。

もちろんコンクリート舗装でもいいのですが、人工芝にすると「安全に遊べる」という利点が付いてきます。

また、無機質な見た目ではなく目に優しいという利点もあります。

人工芝を敷く作業はご自身でもできますし、職人さんの力を借りることもできます。

 

なお、職人さんの力を借りれば、草を「完全に」取り除き、光を遮るように敷き詰めてくれます。

 

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