秋は静電気
秋から冬にかけて空気が乾燥してくるとある問題が起こってきます。
お肌が乾燥するというのも確かにそうなのですが、静電気です。
小さいころプラスチックの下敷きをゴシゴシして髪の毛をつけて遊んでいたのですが、
みなさんはいかがでしょうか?
冬のセーターを脱ぐときにバチバチっとすることは一度や二度あったことでしょう。
静電気はそれだけ身近な存在です。
あのバチっと電気が走る感覚は何度経験しても嫌なものです。
できることなら避けたいものです。
静電気について少し解説しておきます。
わたしたちの身の回りの物質はプラスとマイナスの粒子からできています。
それがバランスよくつり合いが取れています。
こすった衝撃を与えるとマイナスの粒子が飛び出して他の粒子へ移動します。
するとマイナスの粒子が取られてしまうとプラスの電気を持ち、マイナスの粒子をもらうとマイナスの電気を持ちます。
バランスが悪い状態です。
これを元通りにするときにバチバチとした電気エネルギーを放出します。
わたしたちの体内を使ってバランスが悪い状態を解消するときに
放出した電気エネルギーを感じて「ビリビリ」「バチバチ」しています。
つまり、静電気を浴びて「感電」したわけです。
実は人工芝においてもこの静電気が問題となっています。
人工芝は様々な衝撃が与えられ続けます。
スライディングはもちろんですが、走る、歩く、踏んづけるだけでもかなりな衝撃があります。
この衝撃により電気バランスが崩れて、静電気が発生した状態になります。
そこに、わたしたちが直接触れてしまうとバチバチと感電してしまうのです。
体重の多い大人は痛いだけで済むかもしれませんが、体重の少ない子供やペットは感電の影響が大きく出てしまうリスクがあります。
これを避けるために、電気を通しにくい素材を使うなど各社工夫をしています。
そのためサンプルを取り寄せて実際に体験することをお勧めしています。
肌ざわりはもちろんのことですが、こすってみて静電気が発生するかを合わせて確認しておいてください。
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