秋の草は雑草魂
過ごしやすくなり、あたりを見回すとコスモスが咲き始めていました。
この花を見ると秋がきたと改めて思います。
春の桜のように迫力満点ではないのですが、可憐で穏やかな花はまさに秋にぴったりです。
その一方で風になびいても倒れない強さがあります。
現在はちょうど萩の花が満開です。
お彼岸におはぎを食べるという風習がありますが、この花にちなんだことです。
万葉の時代から愛でられてきた姿に私たちは思いをはせることでしょう。
美しく育てられた花たちは公園や庭園で見ることができます。
一方で雑草たちも秋仕様に変わります。
この季節は「オシヒバ」という草が至るところ生えています。
この草は20~50cmほどの丈があります。別名「力草」と呼ばれます。
手ではなかなか抜けない力強さがあります。
根からしっかり抜き取るのがとても難しい草です。
踏みつけに非常に強く、グラウンドや道でも生えています。
まさに「雑草魂」です。
傘の骨組みのような枝を付けていてそこに小さい穂をたくさんつけています。
オシヒバより細めの「メシヒバ」という草も至るところで生えています。
こちらはどんどん横に広がって生えていくため、一つ抜いたと思っても次々抜いていかないとすぐに再生してしまいます。
完全駆除するためには除草剤や防草シートが必要です。
ここで防草シートについて少し掘り下げておきます。
防草シートをするとその下は完全に闇の世界となります。
光が届かなければ光合成ができないのですから、雑草魂をもってしても生きることはできません。
安くてペラペラのシートはすぐボロボロになってしまうので数年で隙間ができてしまいます。
隙間ができたら光が入るので草は生えてきます。
シートを張っておしまいにするのか?その上に何かをのせるのか?で素材が変わってきます。
車が乗り入れる場所にはそれだけの重量に耐えられるシートが必要です。
シートの上に人工芝を張る場合は人工芝との相性も考えて選びます。
草対策とはいえ防草シートのみでは景観が損なわれます。
そこを考えると人工芝を敷くことで景観も含めてすべて解決できます。
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