熱中症対策
外での作業により熱中症になることがあります。
外での作業で有名な農作業ですが、過去10年間で259名の方が熱中症で亡くなっています。
そのうち7月と8月で85%を占めていますが、3月~6月でも亡くなる方はいます。
予防方法は以下のようになります。
・暑い時間に作業をしない。
・こまめな休憩と水分補給をする。
・単独作業を避けて複数人で作業する。
単独作業をしていたが、万が一倒れてしまった時に助けができなくなります。
・帽子や冷却グッズなどを使用する。
外を見渡せば、日差しの強さと気温により天然芝はぐんぐん成長しています。
数か月前までは枯草のようだった場所だったのですが、緑鮮やかな場所へ変わってきています。
ここで芝の手入れをしないとこの美しい場所が、雑草まみれです。
芝自体が上へ成長するために茎が伸びてきます。
成長するのは悪いことではありませんが、
茎が伸びてしまうとわたしたちが芝へ求めるものではなくなってしまいます。
なんで芝を植えるのでしょうか?
「美しい緑のじゅうたんを作る」ことではないでしょうか?
茎が伸びてしまうとじゅうたんの機能としては異物感を感じますし、何しろ痛いのです。
それを防ぐためには定期的な芝刈りが必要です。
気候が穏やかな春と秋は月1回でも十分ですが、
夏は1週間に1回は必要と言われています。
芝刈りやっていなかった!!やばい!と思って茎を切り落としてしまうと生長点がなくなります。
ちなみに生長点は緑の部分と茶色い部分の境目にあります。
生長点の下を切り落としてしまうと、茶色い部分だけが残ってしまいます。
少しでも緑の部分が残っていれば、そこから栄養分を作り再生することはできるのですが、
それがなくなると再生できずに枯れてしまうのです。
「熱中症アラート」が出ているさなかで、週1回芝刈りをしなくてはなりません。
芝刈り以外にも雑草取りもします。
雑草があると芝は生存競争に負けてしまいます。
よりよい芝を維持するのは、熱中症対策をしているとはいえかなり危険な作業であるといえます。
こうしたメンテナンスにかかる体の負担、精神的な負担、そして対策費用を考えると
人工芝を敷くことで全てが解決できてしまいます。
芝刈りと雑草取りという定期作業がなくなるのですから。
しかし、人工芝は熱を持つといわれているので、
人工芝にするだけで熱中症になるのではないか?という意見があります。
天然芝自体は蒸散作用があるため表面温度が低くなります。
しかし、天然芝を維持するための作業により熱中症になるリスクがあります。
人工芝の場合は維持する作業はほぼありません。
一度敷いてしまえば炎天下の作業はありません。
景観を眺める目的ならば人工芝の圧勝です。
その上で、遊んだりイベントをしたりする場合のみ熱中症対策をする必要があります。
基本的には打ち水をします。
芝人には夏でも温度が上がらない商品があります。こちらを使えば人工芝でも熱くないのです。
週1回外で作業をするのかしないのか?みなさんの判断はいかがでしょうか?
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