浮いています!
近所を散歩していると、人工芝を敷いている家庭をよく見かけるようになりました。
冬なのに一面が鮮やかな緑色をしていると人工芝なのかなと一番に思います。
でもそれはもしかしたら西洋芝を植えている家庭かもしれません。
西洋芝は日本芝と違い、寒い時期でも枯れずに生きています。
しかし、夏の梅雨時期になると夏枯れを起こしやすいという特徴があります。
寒くて乾燥する時期でも生息できるというのは西洋芝の大きな魅力です。
また、日本芝と比べてすぐに成長してしまうので、
定期的に芝刈りをしないと軸が目立ってしまい、
それこそ草ボーボー状態になってしまいます。
それを乗り越えて手入れした芝かもしれません。
人工芝を敷いたことがわかる決定的な理由があります。
よく観察すると「浮いている」のです。
ロールの人工芝を敷いたものの何らかの理由により
浮いてしまったということがわかります。
浮く理由なのですが、以下のものが考えられます。
1
地面が不均一:
人工芝を敷く前に地面がしっかりと整地されていないため、
デコボコしたり不均一な部分が出てきたりしてしまいます。
デコボコした上に敷こうとすると、浮いてしまう箇所が出てきてしまいます。
2
不適切な固定方法:
人工芝を固定するときには専用のU字釘を使うのですが、
それ以外を使うと風や人の動きによって浮いてしまうことがあります。
芝人ではロールの継ぎ目は専用のテープを使い固定していきますが、
継ぎ目を釘だけで固定していたりすると浮いてきてしまうことがあります。
3
湿気や排水の問題:
地面に水がたまりやすい環境では、
湿気が原因で人工芝が浮くことがあります。
適切な排水対策が必要です。
4
人工芝の並べ方:
人工芝には、芝葉の倒れている向きがあります。
人工芝の芝葉の向きをそろえずに敷いてしまうと、
ムラが出来てしまい、不自然な見え方となってしまいます。
余った人工芝を使いまわすときは芝葉の向きに注意が必要です。
5
動物や虫の影響:
地下に生息する動物や虫が地面を掘り返すことで、
地面がデコボコしてきてしまいます。
その結果、人工芝が浮いてきてしまいます。
穴を掘る動物で有名なのはモグラですね。
地面の中を前足で掘って進んでいきます。
そのため、モグラが進んだ部分の地表がデコボコしてきます。
ここで上げた1~4の原因については敷く前に適切に施工すれば解決できることです。
だからこそ、敷く前にどれだけできるか?というのが大切なことです。
安くあげようとして、DIYで頑張るのはいいのですが、
人工芝が浮いてしまうとその後が大変になってしまいます。
芝人に任せてください!そのように思っています。
浮いてしまった場所については応急処置をしておくようにしてください。
U字釘で固定するというのが応急処置の一つです。
また、浮いた部分に砂を補充することもあります。
はがして整地して敷き直すとなると大変になるのですが、
それが一番きれいに仕上がる方法になります。
どうしたらいいのか?については芝人スタッフへご相談ください。
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