水たまりを作らない
水たまりは雨が降ると地面に作られます。
雨上がりはこの水たまりを使って遊んでいたものですが、
みなさんはいかがでしょうか?
水たまりの上をジャンプして飛び越える遊びをしたり、
水たまりの中に入ってチャプチャプする遊びをしたりしました。
また、水面に映る景色を楽しむことができます。
雲が動いている様子を水たまりで観察することができます。
大人になってみるとこうした遊びをあえてする必要もなく、
それぞれの任務を遂行していきます。
水たまりは楽しいものではなくなり、
うっかりするとズボンのすそが汚れてしまうだけのものに変わります。
それだけではありません。
水たまりのあるところには蚊が発生するというのはご存知でしょうか?
蚊の卵は水面に産み付けられます。孵化すると幼虫になります。
この幼虫は水中で生活をしていて、酸素を吸うために水面へ移動します。
1週間ほど幼虫として成長していきますが、その後さなぎに変わります。
さなぎは成虫になり陸へ飛び立ちます。
成虫の寿命ですが雄が14~24日、雌が37~74日です。
雌は産卵に使う栄養分が欲しくてわたしたち人間の血液を吸います。
血液は人間だけではなく鳥や豚などからも得ています。
同じ1匹の蚊が人間にも鳥にも豚にも飛んで回ることから、
鳥や豚の病気が人間に感染してしまうという現象がおこります。
これが問題なのです。
蚊に刺されるとかゆいだけではなく、
何かの病気をもらってきてしまうリスクがあります。
この水たまりですが、少しでもあれば
蚊の産卵ができてしまい幼虫が泳いでしまうということなのです。
ベランダや庭の環境を見直すことで蚊の発生源を絶つことができます。
植木鉢のお皿にたまった水は蚊の発生源です。
ベランダの排水口は定期的に掃除をしましょう。
スコップなどの道具ですら水が溜まってしまえば蚊の発生源です。
収納庫に入れましょう。
人工芝を敷く場合は必ず水はけを確認しましょう。
人工芝の上に水たまりができてしまう原因は整地作業が不十分であることと、
人工芝自体の水はけが悪いということの2点があります。
敷きたい場所の水はけはいいのか?
土自体の水はけが悪い時は、水はけ対策のために砂をまいておきます。
この砂はホームセンターでも買うことができます。
また、凸凹している地面には水たまりができます。
その上に人工芝を敷いたとしたら人工芝の上に水たまりができてしまいます。
次に人工芝自体の水はけを確認しましょう。
芝葉自体はしっかり水をはじき、基布からしっかり水が流れる製品を探します。
芝人で取り扱っている商品は排水の穴がありますので、雨水は葉の面にはたまらずに穴から出ていくようになっています。
人工芝を適切に敷くことで、蚊の発生源である水たまりがなくなります。
水たまり遊びはできなくなるのですが、蚊がいなくなることで
病気をもらうことなく安心して遊ぶことができます。
人工芝の上だからこそできる遊びというのがあります。
ピチピチチャプチャプはできないとしても、遊び方が変わるというだけなのです。
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