本格的な花粉シーズン
気温が一段階上がってきましたね。
テレビやラジオをつければ花粉情報が連日放送されています。
携帯の天気アプリでも花粉情報が紹介されています。
今年の花粉は例年の1.5倍以上だそうです。
ちなみに昨年の花粉は例年通りでしたので、
昨年の1.5倍多いということになります。
7月の気温が高いとスギ花粉が多くなり、
7月の気温が低いとスギ花粉が少なくなります。
この時期に花粉の元を作っているからです。
2024年の7月は比較的気温が高かったことから、
今年のスギ花粉は多いということなのです。
ちなみに花粉症の方の対策としてはマスクの着用が効果的です。
マスクの繊維より花粉の粒子の方が多いため、確実に捉えることができます。
しかし、隙間なくマスクを着用した時に限ります。
隙間ができればそこからスギ花粉が入り込んでいきます。
花粉が付きにくい素材の上着を着るのも効果的です。
花粉が付きにくい素材は化学繊維です。
つるつるとしている繊維になるため、
花粉の粒子もつるつると滑ってしまいます。
また、付着したとしても、
バサバサと振り落とすとしっかりと離れていきます。
その間の空気中には花粉の粒子が舞い上がっているのですがね。
人工芝の素材は化学繊維です。
芝人では「ポリエチレンモノフィラメント」を採用しています。
長い名前ですが、
ポリ=エチレン=モノ=フィラメントと読んでいくと息がしやすいです。
ポリは多数のという意味です。
エチレンは有名なエチレンガスなのですが、
これを多数つなげていくとプラスチックのようなものが出来上がってきます。
モノは1という意味です。フィラメントは繊維ですね。
プラスチックのようなもので作られた化学繊維なのですが、
それを多数の繊維でより合わせて作っていくのではなくて釣り糸のように
一本糸で作られた繊維であるということなのです。
一本糸で作られた繊維は強度が高いという特徴があります。
人工芝は、この強度の高い繊維を芝の染料で染めて、
芝の形にカットして作られています。
人工芝自体は化学繊維ですから、
花粉を発生させることはありません。
しかしながら、遠くから飛んできた
スギ花粉を積もらせることはあります。
花粉シーズンでは花粉のみならず、
ほこりも一緒に飛んできますので、
ほこりも一緒に積もります。
気になる方は積もらせたスギ花粉を取り除いてみてください。
ほうきで掃く、水で流すといった方法になります。
特に水で流すと花粉の粒子を舞い上がらせることなく
取り除くことができます。
そのため、雨が降れば花粉が一掃されるということになります。
雨が降るのを待つか、
自分で水を撒くか?
みなさんの生活に合わせて選択してください。
わたしたちが住んでいる部屋においても
湿度をあげて空気中の水分子の量を増やしてあげると、
花粉の粒子に水を含ませることができます。
これにより粒子が重くなり、
人間の動き一つで花粉が舞い上がらなくなります。
重たい粒子は下に沈みますから、
丁寧にふき取れば終了です。
花粉シーズンでも人工芝を採用すれば
お手入れが比較的楽になります。
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