夏の人工芝で心配な2つのこと
気温がぐんぐん上がって汗ばむような陽気になってきました。
立夏が過ぎて暦の上では夏がやってきました。
最近流行っている人工芝を導入してみたいものの夏ってどうなの?
という漠然とした不安があることでしょう。
夏場は温度が上がると聞いたのですが?これは本当のことなのでしょうか?
往年の映像を見ると人工芝の上にいる人たちは見ているだけで暑そうなのです。
体感温度として40度ほどあったといわれています。
植物ではない人工芝は「蒸散」をしません。
植物は根から水を吸収して葉の裏側にある小さい穴から水蒸気を出しています。
夜露というのはこの葉から出る水蒸気が冷たい空気に冷やされて水の形になったものです。
つまり、植物は呼吸が行われていて葉の穴からしっかりと水蒸気を出し続けているということです。
水が水蒸気になる過程で多くの熱を使います。
これが気化熱です。そのため、植物の葉は冷たいのです。
しかし、人工芝は蒸散をしないのですから気化熱によって葉を冷やすことはありません。
そのため製品によっては表面温度が50℃以上になることがあります。70℃になる製品もあるそうです。
この表面温度が50℃というのは人間の皮膚にとって「熱い!!」と感じる温度です。
裸足で歩くのは難しいでしょう。そこで気化熱を利用して芝葉を冷やすために、「打ち水」をするようにします。
また、日差しの影響を極力減らすために日よけをするのも対策の一つです。
往年の映像では確かに暑そうでしたが、
人工芝の開発により熱さを抑える性能を備えることができるようになっています。
芝人では本日より多機能を備えた「SターフO2」の販売を開始します!
こちらを使うことで表面温度を従来品と比べて10℃下げることができています。
この10℃の差により人間の皮膚にとって「熱い!!」から「イケる!!」に変わるのです。
人工芝においてはいい製品を買うことで一発解決できることが往々にしてあります。
夏場の使用においてもう一つ気を付けておきたいことは「紫外線による劣化」です。
紫外線によるエネルギーにより素材の分子構造が変わってしまうのです。
分子構造が変わればしなやかで丈夫だったものが、硬くてボロボロになるといった見える状態として変わっていきます。
また、色においても紫外線のエネルギーを吸収することによって変化していきます。
着色料の分子構造が紫外線により破壊されてしまい、色がなくなってしまうのです。
これが「色褪せ」という現象です。夏の紫外線により色褪せと質感が変わってしまいます。
この劣化を防ぐ方法は「いい製品を買う」ことです。これにつきます。
芝人の人工芝は厳しい「FIFA基準」をクリアしたものです。
「フィールドは緑でなければならない」という基準がある以上、決して色褪せてはいけないのです。
厳しい基準で作られた人工芝をみなさんの家庭でも使うことができるようになっています。そのため、一般家庭で通常に使用するのであれば10年間もちます。
コメントをする