人工芝は熱い?
一昔前、サッカー場や野球場で真夏の暑い時期に
汗だくだくになりながらプレーをしていた選手たちがいました。
わたしたちはその様子をテレビ越しで見ていて、
「選手大変だな」「人工芝の照り返しがすごいな」と思っていたものです。
どうしてもそういう印象がついてしまっているため、
「人工芝は熱いもの」という固定概念が出来上がってしまっています。
天然芝は太陽の光を浴びることで、光合成をします。
光エネルギーをでんぷんという質量エネルギーに変換している作業です。
光エネルギーはでんぷんに置き換わっているので、
芝葉自体は熱くならないのです。
しかし、人工芝は光合成をしません。
そのため光エネルギーを浴びるとそのまま吸収してしまい、
芝葉が熱くなってしまうのです。
また、吸収しない光エネルギーは反射して
これが「照り返し」となります。
人工芝の上に立っていると、芝葉自体の熱さと、
反射した熱さの両方を浴びることになるのです。
しかし、その人工芝の温度をいかに下げるか?というのが工夫されています。
そのため、往年の熱さではないのです。
芝人の人工芝において一番人気が「Sターフ30mm」です。
人気ナンバーワンとだけあって満足できるものとなっています。
しかし、さらにこれを改良した「Sターフ30mmPRO」があります。
芝葉自体の含水率を高めることで熱くなる問題を軽減しています。
そして、極めつけは「SターフCOOL」という人工芝です。
遮熱処理をしているため、芝葉の温度を一般的な人工芝と比べてマイナス10℃にすることができます。
外にいる機会が多い時は思い切って「SターフCOOL」を選ぶようにします。
これらの人工芝ですが、基本的にはお手入れ方法は同じです。
ほうきや掃除機でゴミを取ることと、ブラシをかけることです。
特に夏の暑い時は「打ち水」をするとよいです。
人工芝の水はけがいいことを利用します。
「気化熱」により表面温度を下げることができます。
水遊び感覚でやってみるのもいいですね。
技術の進歩により人工芝が熱いものという固定概念はなくなりつつあります。
便利で楽しい人工芝の魅力を受け取りましょう。
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