一年生がやってきます

春が近付いてきましたね。
「一年生」がやってきます。
ここでいう一年生は小学一年生ではなく、草の一年生です。
草の一年生のことを「一年生草本」といいます。
一年間で芽が出て花が咲き、種を作り次の世代に託します。
そして、草自体は種を作った段階で役割を終えますので枯れてなくなります。
この一年生草本ですが、春型と秋型の2種類があります。
春型:春に芽を出し、夏に成長し、秋に結実するものです。
種の状態で寒い冬を越します。3~5月に発芽するものが多いです。
暖かい春の日差しを受けてぐんぐん成長していきます。
秋型:秋に発芽をしてそのまま冬を越します。
翌春から初夏にかけて花が咲いて結実します。
寒い時期でも芽を休ませながら生存し、
暖かい春が来たら一気に花を咲かせて活動をします。
10月頃に芽を出すものが多いです。

春の訪れを教えてくれるナズナはペンペン草とも呼ばれて親しまれています。
この植物は秋型で、秋に芽が出ます。冬は「ロゼット状」で過ごします。
地面にべったり張り付くように葉を放射状に広げている状態のことをいいます。
太陽の光で温まった地面の熱で葉の温度を上昇させます。
広がった葉により弱い光でもしっかりとらえることができますので、
光合成をすることができます。
冬の強風で吹き飛ばされないようにするためにも低く、
横にという形になります。
このナズナは寒い冬を越さないと、スイッチが入らないという性質があります。
一定期間低い温度で過ごしてから気温を上げるとスイッチが入り、
花が咲くのだそうです。
春の訪れとともに茎を伸ばし、ナズナの花がどんどん咲いていくのです。
ナズナが咲いている野原を散歩して春の訪れを感じることはあるわけなのですが、
人間が生活する場所において、ナズナは雑草です。
繫殖力は高く、花を咲かせたらあのハート状の袋から種がどんどん飛ばされていきます。
1袋に5~6個種が入っているそうですが、その袋自体は1つの個体でたくさんあります。
その分だけどんどん種が飛ばされていくのです。
そのため、花を咲かせる前のロゼットごと抜き取る必要があります。
花が咲いてしまったら対策は難しいので、
今のうちにやっておく必要があります。
土をスコップで掘り起こして根こそぎ取って行きます。
そして、ふるいにかけて土と草を分けます。
文章で書くとこういうことなのですが、やってみるとなかなかに大変な作業です。
スコップの取り扱いは重労働になるのです。
土ってこんなに固い?土ってこんなに重い?
ということを自分の腕にのってくるのです。

芝人では「草対策」についてもみなさんと一緒に解決していくことができます。
土壌汚染の心配がない、防草シートと人工芝を使った方法となります。
防草シートは光を遮断することで、草の成長を抑えます。
種は光がなくても発芽してしまうのですが、
種の栄養分がつきてしまうとこれ以上は成長できません。
もやし状の芽が土の中にいるのはあるのですが、
茎を伸ばし、葉を伸ばし・・・といったことは光がなくてはできません。
草の一年生がやってくる前に、できることはやってしまいたいですね。
























