コバエと簡単に言いますけど
この季節は頼んでもいないのに、コバエが発生しますね。
コバエと呼んでいる虫ですがよくよく調べてみると
違う虫であることがわかります。
コバエが飛んでいるとプーンプーンと視界に入って気が散りますし、
衛生的でもないのでいないに越したことはありません。
最近よくスイカを食べるのですが、
スイカの皮はショウジョウバエの好物なのです。
ショウジョウバエはスイカ以外にも熟した果物や発酵食品、
果汁の残りといったものを好みます。
スイカの皮にはどんなに頑張って
赤いところを食べつくしたとしても果汁が残っています。
赤いところが残っているスイカの皮はなおのことです。
果汁が空気に触れると
酵素が活性化してにおい成分(アルデヒドなど)が発生します。
この臭いはショウジョウバエを引き寄せます。
スイカの皮を捨てる場所にはこのショウジョウバエが発生します。
酵素を不活化すればいいので、
そのままポンとゴミにするのではなく
ひと手間かけるとよいです。
酵素は熱に弱いので、電子レンジで加熱してしまえば大丈夫です。
そしてビニール袋で閉じてから捨てるようにします。
そしてめんつゆもショウジョウバエの好物です。
めんつゆはしょうゆやみりんといった発酵食品を混ぜて作ります。
これらの発酵によって生じたにおいが
ショウジョウバエを強く引き寄せます。
濃縮タイプの方がより強い香りが出ますので、
強くショウジョウバエを引き寄せてしまいます。
まだまだ暑いのでそうめんを食べて、
デザートにスイカを食べることがあると思います。
対策を油断するとショウジョウバエを引き寄せてしまうということです。
人工芝を敷いた屋外の場合はなお油断しやすくなります。
「外だから汁がこぼれてもいいや」と気が緩んでしまいます。
外の鉢植えの周辺をうろついているのはキノコバエです。
キノコバエは湿った土や腐敗した植物が好きです。
鉢植えに使う腐葉土はうってつけです。
植物を育てるためにやっていることですから、
キノコバエ含めてここが一つの生態系といえます。
コバエが気になる時は「君子危うきに近付かず」作戦ですね。
遠くで鉢植えの植物を眺め、世話をするときのみ近寄ります。
人工芝は植物ではないので、世話をすることは基本的にしません。
しかしながら、油断してこぼれた汁には注意が必要です。
このまま放置をしておくとこぼれた汁が
発酵を始めてにおいが発生しますので、
コバエが寄ってきてしまいます。
きれいに見える人工芝だからこそ、
こぼれた汁があるということを知っておかなくてはなりません。
外に設置している人工芝ですから、
汁がこぼれたといってもやることは簡単です。
スイカの果汁もめんつゆも水溶性物質ですから
水でジャブジャブ流してしまえばいいのです。
排水穴がしっかりと開いている人工芝ならば排水は穴から落ちますので、
それで終了となります。
穴が開いていない場合は拭き取りが必要です。
水分が残っているだけで違う虫の発生源になります。
なお、芝人の人工芝は排水穴がありますので、
安心してご利用になれます。