よく見るとめくれている
住宅街の中を歩いていると人工芝のある庭がある家がちらほら見られます。
鮮やかな緑のじゅうたんは美しいので、つい視線がそちらに向いてしまいます。
一見美しく作られた緑のじゅうたんですが、なんとなく違和感があったのです。
冷静に見てみるとその人工芝が至る所でめくれていたのです。
ここからここまでロールを敷いて、ここで切って、ここを繋ぎ合わせて・・・
というのが一目瞭然でした。
めくれた場所というのはめくれて終わりというだけではありません。
地面の隙間ができるという意味でもあるので、ここから新しい雑草が生えてくるのです。
これではせっかく人工芝を敷いてきれいにしたにもかかわらず、雑草と闘うことになります。
また、めくれた場所によってつまずき転倒といったことが起こります。
健康な大人にとっては「別に・・・」と思うようなことですが、子供や老人は一大事です。
足元不安定な老人がつまずいた暁には骨折から寝たきりという悲劇が待っています。
人工芝がめくれる原因として、強風や水の浸透によって地面がやわらかくなってしまうので
人工芝が浮いてしまうことがあげられます。
風でめくれてしまう場合は土と人工芝の間に風が入ることが原因のため、
風が入り込まないように隙間を作らないことが必要となります。
特に梅雨の時期は雨水が大量に入り込んできます。
いつも以上に地面がやわらかくなってしまいます。だからこそ、人工芝を敷く前の「土づくり」が特に大切なのです。
また、人工芝を固定するときに人工芝用のU字釘を使ってするのですが、
この固定をしっかりやらないとめくれてしまうのです。
また、専用のボンドを使ってつなぎ合わせることでつなぎ目をなくすことができます。
これによりめくれるリスクを減らすことができます。
もし、人工芝がめくれてしまったら自分で直せるのでしょうか?
答えはYES!ただし、適切に処置できる場合に限ります。
「とりあえず釘を打っておしまい」という安易な方法では結局また同じように
強風や雨でめくれてしまいます。
プロの力を使えば補修もあっという間に終わってしまいます。
一般の方ではわからない視点があり、
平らにしたと思っていた部分をプロが見ると
まだデコボコしていると判断していることがあります。
釘の打ち方、釘を打つ間隔にしても「これでいい」というのはありません。
「これが最適」なのです。
なお、わたしたち芝人はDIYや他社の施工によりうまくいかなかった方々の依頼を多数受けてきました。
長年の経験が蓄積されていますので、うまくいかないポイント、うまくいくポイントも周知しています。
特に今年は台風が次々とやってきます。
雨や風による被害を最小限にするためにも、めくれている場所があれば事前に直しておきましょう。
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