【結論】硅砂なんて人工芝には必要ない
「人工芝ってやっぱり砂(硅砂)を入れたほうがいいの?」
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「なんのために硅砂をいれるの?」
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今回はこんな疑問にお応えしていきます!
人工芝に硅砂は必要ない
こちらでは下記の人工芝に硅砂が使われる理由について紹介していきます。
- 硅砂が使われるのは芝を立たせるため
- 人工芝がめくれないようにするためのお守り
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硅砂が使われるのは芝を立たせるため
硅砂が人工芝の上に巻かれる理由の一つに「安っぽい人工芝は芝葉がすぐに倒れてしまう」という問題があります。
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なぜこれが硅砂を撒く理由になるのかというと、芝の隙間に硅砂が入り、芝葉が倒れないようになるからです。
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誤って品質の悪い安物の人工芝を買ってしまったご家庭では、すぐ倒れてしまう人工芝をなんとかするために「硅砂」が使われます。
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特に最近は大手販売サイトで多くの品揃えの人工芝が閲覧・購入できるようになりました。
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おかげで人工芝はとても手に入りやすくなりましたが、その弊害として「誤って品質の悪い人工芝を購入してしまう」という弊害が多く起こっているのも事実です。
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話が脱線してしまったので戻すと、一般家庭の庭やベランダに置いて人工芝に硅砂は必要ありません。
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必要になるくらい、芝葉の密度が低くてすぐに倒れる人工芝を購入しないように充分気をつけましょう。
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人工芝がめくれないようにするためのお守り
二つ目の「硅砂」の役割は人工芝がめくれないようにする「重り」の役割です。
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基本的に人工芝は「重り」がなくてもめくれないように施工をし、長期使用に及ぶ劣化、予測不能な強風などでもない限りはめくれません。しかし、先ほども書いたように単なる低品質の安物の人工芝の場合、軽いがゆえに起こり得ます。
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そういった場合には人工芝の上から「硅砂」を撒くことは良い手段かもしれません。
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さらに前に紹介した「芝の倒れやすい人工芝」のカバーにもなりますので、とりあえずなんでもいいから人工芝を敷きたいという方には「硅砂」は便利なアイテムだと思われているようです。
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しかし、品質が良くしっかりした人工芝であればめくれることは滅多になく、また、施工もつなぎ目や杭打ちを慎重に行えば、しっかりとしためくれにくい人工芝を設置することが可能です。
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硅砂を入れるデメリット
こちらでは下記の硅砂を撒くことのデメリットについて紹介していきます。
- 見た目がオシャレではなくなる
- 費用ががかかる+二度手間
- 雨水が抜けにくくなる
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見た目がオシャレではなくなる
人工芝と言えば綺麗な緑。のハズだったのに硅砂を撒くと、あくまで「砂混じりの人工芝」という見た目になってしまいます。
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もちろんそれを含めて硅砂を使うのであればいいのですが、見た目のために買った人工芝の見た目のクオリティを自ら下げるのはあまりお勧めできません。
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費用ががかかる+二度手間
硅砂の購入にはもちろん費用がかかります。
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きっとお近くのホームセンターやインターネット上の通販サイトからも購入できるでしょう。しかし金額自体は25kgで3000円以内ほどなので、実際の問題はそこじゃないんです。
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本当の問題はタイトルにもある通り「二度手間」購入してから人工芝の上に砂を広げるまではいいのですが、その後が大変です。
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ムラができたら見栄えが悪いので硅砂のために定期的にブラシがけ。人工芝を張り替えるときには硅砂を全て回収してから張り替え。一体、手入れいらずの人工芝はどこへ…(笑)
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雨水が抜けにくくなる
人工芝にはもともと水捌けを良くするための穴が無数に空けられており、雨が降っても雨水が抜け、地面に浸透するようになっています。
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しかし、その上から硅砂を撒くことで穴に砂が詰まって人工芝の水捌けが悪くなってしまうことがあるのです。
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その結果、人工芝にカビが生えたり、埃が溜まってしまうといったことにもなりかねません。
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だからこそ、最初から硅砂の必要ない品質の人工芝を買うことが非常に重要なポイントになってくるのです。
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まとめ
今回の記事では「人工芝に硅砂を撒くことのデメリット」についてお話ししていきました。
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ちゃんとした品質の良い物を買えば、手間も少なく、長く保つおしゃれな庭を実現することができます。
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もちろん中には金額にシビアで「安い人工芝と硅砂の組み合わせ」に頼ってしまう方も多くいらっしゃるようです。
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今回の記事では、そんな方に品質にこだわり抜いた人工芝を選んだほうが総合的に「メリット」が大きいということに気付いてもらえれば幸いです。
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最後に・・・
一般的に通常の景観目的のお庭につきましては、珪砂は不要となります。スポーツなど、通常使用以上の負荷が人工芝へかかる場合におきましては、
珪砂を入れて耐久性を増す目的に使用する場合もございます。
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